Metaは、アイルランド、イタリア、日本でThreads Friendsのテストを開始しました。この機能では最大50人のリストを作り、そのメンバーだけに見える投稿を公開できます。考え方はInstagramの「親しい友達」に近いものです。Threadsをより私的な共有へ近づける動きであり、イタリアがこの機能を最初に試す国の一つになった点も重要です。
事実に入る前に、いくつか用語を確認しておきましょう。テストは、正式公開の前に限られたユーザー群で試す実験のことです。Thriendsは、ThreadsがリストのメンバーにつけたThreadsとfriendsを組み合わせた名前です。フィードは、アプリを開いたときに表示される投稿の並びです。親しい友達は、この機能の元になったInstagramの機能で、選んだ相手だけが限定コンテンツを見られます。
Threads Friendsの仕組みは?
最大50人までの仲間を選び、一部の投稿はその人たちだけに見せると決めます。フォロワー全員や他の人には見えません。この仕組みはPunto Informaticoが説明しており、Engadgetも裏付けています。
リストを作成すると、Threads Friends限定で投稿するオプションが使えるようになります。リストに入っている人には投稿にラベルが表示されるため、自分がそのグループの一員だと分かります。Threadsによると、リストのメンバーがいいねやリプライをすると、他のメンバーにはその人のユーザー名と反応の内容が見えるとのことです。
リストはどうやって作るのですか?
リストづくりの中心になるのはアプリのおすすめ機能です。Metaの広報担当者によると、Threadsはよくやり取りするフォロワーを提案します。リストは後から編集でき、人を追加したり外したりできます。
準備が整うと、フィードの一番上に緑色の吹き出しが表示されます。タップするとリストのメンバーが過去24時間に共有した投稿が見られます。アプリには隠し機能のイースターエッグもあり、「Threads Friends」が「Thriends」に変わります。この仕掛けはThreadsのプロダクトデザインディレクターであるLaura Javierさんが紹介しました。
Twitterのサークルとはどんな関係がありますか?
もっとも分かりやすい前例は、Twitterのサークルです。Twitterは2022年に、最大150人までの非公開サークルを導入し、約1年後にこの機能を終了しました。この経緯はPunto InformaticoとEngadgetの両方が伝えています。
Metaは、他社で定着しなかったアイデアを、より小さい上限の50人にして再び試しています。成否は、人々が自分の発言を公開と非公開に分けて使いたいと本当に思うかどうかにかかっています。Threadsの場合は、親しい友達への限定ストーリーがすでに習慣になっているInstagramとは状況が異なります。Metaが別のソーシャル機能をどう試しているか知りたい人は、Style Sketchも参考になります。
本当に誰が使えるのですか?
現時点では、アイルランド、イタリア、日本のユーザーが対象です。ただしThreadsは、居住地に関係なく誰でもリストに追加できると説明しています。そのため、イタリアのユーザーが追加したアメリカの友人も、アメリカから限定投稿を見られます。
Metaは、テストを拡大するかどうか、またいつ拡大するかを明らかにしていません。そのため、ほとんどのアメリカのユーザーにとっては、今後の発表を待つことになります。ほかのプラットフォームも、コンテンツへのアクセス方法を見直そうとしています。たとえばRedditのログイン必須化がその一例です。
知っておきたい制限
Metaは機能の詳細な画像を公開しておらず、示されたのは小さなプレビューだけです。テストがいつ、どこまで広がるのか、またどの指標で成否が判断されるのかも分かっていません。イタリアのユーザーにどう受け止められるかも不透明です。リストのメンバー同士で互いの反応が見えるため、プライバシーを重視する人は抵抗を感じるかもしれません。テストの段階では、状況が早く変わる可能性があります。
デジタル業務への影響
企業アカウントを運営している場合、当面はほとんど影響がありません。50人のサークルは販売ツールとして使えるものではありません。長年の顧客への先行情報や、社内の協力者グループには役立つかもしれませんが、人数の上限は低めです。
SNS担当者が注意したいのは、投稿の一部が公開されなくなり、以前のように計測できなくなる可能性があることです。SNS運用の支援が必要であれば、事業者向けのSNS運用サービスもあります。新機能は、編集計画に組み込む前に個人アカウントで試しておくのがよいでしょう。
編集部の見解
発想自体は筋が通っていますが、Circlesの経緯を見ると慎重さが必要です。非公開のサークルは、少人数に伝えたいことがある人にとって役立ちます。一方でThreadsは、もともと誰にでも開かれた広場として生まれたサービスです。短期間だけ使われて忘れられる機能になるリスクがあります。
Metaが自動提案から始める点は評価できます。手作業でリストを作らせる仕組みでは、多くの人が使わないまま終わってしまうからです。一方で、メンバー同士の反応が見えることは、落ち着かないと感じる人がいそうで、説得力は弱めです。イタリアでのテストによって、小さなグループでのプライバシーに本当に需要があるかが見えてくるでしょう。
よくある質問
Threads Friendsはすでにイタリアで利用できますか?
テストの段階にあるため、すべてのユーザーが使えるわけではありません。Metaはイタリア、アイルランド、日本で試験を行っています。拡大するかどうか、またいつかは発表されていません。
何人まで追加できますか?
最大50人までです。これは、Twitterの旧サークルの150人よりも少ない上限です。リストはいつでも編集できます。
リストに入っていることは友人に分かりますか?
分かります。Threadsによると、追加された人は投稿にThreads Friendsの表示が出るため、リストに入っていることが分かります。他のメンバーの反応も見えます。
他の国の人を追加することはできますか?
できます。Threadsは、居住地に関係なく誰でも追加できると説明しています。アメリカにいる友人も、あなたの限定投稿を見られます。
友人の投稿はどうやって見ればよいですか?
フィード上部の緑色の吹き出しをタップしてください。リストのメンバーが過去24時間に共有した投稿が表示されます。リストの準備が整うと表示されます。
今後数か月に注目すべき点
ポイントは、Metaがテストを拡大するのか、それともTwitterのように終了するのかを見極めることです。その間も、準備はしておけます。
- この機能が表示されたら、個人アカウントで試してみてください。
- 重要な販売に関するお知らせを、50人のサークルだけに移さないでください。
- 直前の新機能に頼らなくても回る投稿カレンダーを作っておきましょう。必要に応じてSNS管理プラットフォームを使うのも一案です。
出典
- Social Media Today、Threads tests smaller group sharing option
- Punto Informatico、Threads Friends in Italia
- Engadget、Meta is testing Threads Friends




